キャンピングカー検討雑記8 ~ボディ検討編~

キャンピングカー

前回までの検討でようやく、キャンピングカータイプ、エンジンの検討を行い、バンコンのディーゼルエンジン2WDと言うところまで決めました。最後にボディサイズを決めたいと思います。ボディサイズまで決まれば、あとは各ビルダーのHPや展示会に行って、お好み車両の選択となるはずです。

ボディサイズは当然のことながら、大きければ大きいほどゆったりした室内空間が取れます。しかし、大きくなればなるほど普段使いとのギャップが出てくるのと同時に価格が高くなってきます。ハイエースのカタログを見ながらボディサイズの検討を行ってみます。

ハイエースのボディサイズ

ハイエースは一般乗用車に区分されるハイエースワゴンと商用車に区分けされるハイエースバンの2種類に大きく分かれます。ハイエースワゴンはガソリン車のみのラインナップです。今回はディーゼル希望となりますので、選択肢はハイエースバンになります。

ハイエースワゴンは一般乗用車にカテゴライズされており、販売ターゲットが家族層のため、最初からベース車の標準装備が充実している傾向がります。それに対してハイエースバンは商用がターゲットなので、ベース車の装備は必要最低限に抑えられています。ハイエースワゴンでは標準装備なのに、ハイエースバンではオプション扱いになる装備が結構あるため、同じ装備にしようとするとハイエースバンは割高になる傾向があります。ですので、ガソリンエンジンを選択してなるべく恰好良くしたい場合には、ハイエースワゴンの方が有力な候補になる様です。

ハイエースバンのボディタイプは全長、全幅、全高の組み合わせで大きく分けて、下記4種類に分かれます。

 ボディタイプ全長車幅全高
ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ4,695mm1,690mm1,980mm
ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ4,840mm1,880mm2,105mm
ロングバン・標準ボディ・ハイルーフ4,695mm1,690mm2,240mm
スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ5,380mm1,880mm2,285mm

全長

全長はロングバン・標準ボディロングバン・ワイドボディスーパーロング・ワイドボディでそれぞれの全長が違います。

  • ロングバン標準ボディ       : 4,695mm
  • ロングバンワイドボディ                  : 4,840mm
  • スーパーロングワイドボディ            : 5,380mm

一般的なお店の駐車場の広さは2.5mx5m程度ですので、ロングバン標準ボディとロングバンワイドボディは一般駐車場に収まる長さですが、スーパーロングワイドボディは40cm程度はみ出します。駐車場枠から40cmはみ出ると結構迷惑感が出てしまうかもしれません。また、スーパーロングの5.38mの長さだと家の駐車スペースが確保できるかも考えないといけません。5m超えの駐車スペースを敷地内に確保するのは結構な難易度かと思います。ちなみに我が家の駐車場スペース5x5mに2台停めている状態ですので、スーパーロングを停めるにはかなりの改造の必要性が予測されます。

室内空間の余裕を優先させるか、普段使いの使い勝手及び駐車スペースを優先させるかでロングかスーパーロングを選択する事になるかと思います。余裕を持った室内空間の確保は魅力的ですが悩ましいところです。

車幅

ハイエースの車幅は標準ボディ(ナローボディ)とワイドボディの2種類となります。両者は19cmの違いで、数字的にはあまり大きな差ではありませんが、見た目、感覚的には結構違います。

  • 標準ボディ             : 1,690mm バ,
  • ワイドボディ    : 1,880mm バン

双方とも一般のお店の駐車場には入る幅ですので、普段使いと言う面ではどちらを選択しても問題ないかと思います。そう考えると広い空間が確保できる面からワイドボディの方が良いかと思われます。

全高

全高は標準ルーフミドルルーフハイルーフ(標準ボディ)/ハイルーフ(ワイドボディ)の4種類となります。

  • 標準ルーフ                              : 1,980mm バン
  • ミドルルーフ                         : 2,105mm バン
  • ハイルーフ(標準ボディ)   : 2,240mm バン
  • ハイルーフ(ワイドボディ)  : 2,285mm バン

立体駐車場の高さ制限は大体どこも2m~2.5m程度ですので、標準ルーフ以外は立体駐車場に停めるのは難しいと考えた方がよさそうです。標準ルーフであってもあと2cmで2mですので、無難に青空駐車にするべきでしょう。

我が家の現在の駐車場は5x5mサイズに2台停めているわけですが、実は跳ね上げ式門扉が付いています。以前デリカに乗っていたのでハイルーフ仕様の門扉にしてあるのですが、今回改めて門扉の仕様を確認してみたら2.15m車高車までしか対応していないことが分かりました。よって、今の駐車場に入れる為にはロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフまでしか停められません(;_;)。

標準ルーフとハイルーフの差は約30cmであり、室内高で30㎝の違いは結構インパクト大きいです。スーパーハイルーフは室内高164cmに対して標準ルーフは134cmとなります。スーパーハイルーフであれば、身長160cm程度のうちの奥様は立っても頭が天井にぶつかりません。私は身長が173cmなので、スーパーハイルーフでも屈まないと頭がぶつかってしまいますが、標準ルーフの134cmに比べたら余裕度が全然違います。

また、全高に関しては、高くなればなるほど安定性が損なわれる事を覚悟する必要があります。風が強い日に橋を渡ったり、高速道路を走ったり、トンネルから出たりする時にハンドルが取られやすくなる事は気にかけておいた方が良いかと思います。

まとめ

ボディサイズは平常時の使い勝手、運転のしやすさ、室内空間の余裕度の兼ね合いで選択する事になるかと思います。車体が大きくなると、ちょっとした買い物に出かけて駐車場へ停めるにも気を使わなければいけません。また、走行安定性が極端に損なわれる事も注意です。以前三菱デリカに乗っていた時は標準ルーフ程度の高さ(2m行かない程度)だったかと思いますが、高速道路の運転はとても怖かった覚えがあります。

しかし、室内でのゆとりのある空間確保を考えると大きなボディは魅力的です。折角のキャンピングカーで、狭い車内だとストレスが溜まってしまいます。

我が家の現在の駐車場では、全長、全高面から一番大きいスーパーロング・ハイルーフ(全長5,380mm、全高2,285mm)は明らかに入らないことが分かりました。このサイズのボディを選択するには大幅な駐車場改造(=大幅費用増)を覚悟する必要があります(;_;)。

今回はハイエースのボディタイプ毎のサイズ(全長、車幅、全高)比較を行いました。次回はボディタイプ毎の仕様比較を行います。

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