キャンピングカーの検討雑記2 ~ベース車検討編~

キャンピングカー

満58才を期にキャンピングカーの購入計画を密かにスタートしました。まだ妻にも家族にも内緒でリサーチです。ネットで夜な夜ないろいろ調べていると、暫く忘れていたわくわく感が蘇ってきます。

今までは仕事から帰ると夕飯、お風呂でその後はお酒を飲みながらテレビや映画を見て過ごしていたのですが、キャンピングカーの検討を始めてからはお酒を飲まずにリサーチをしているせいか、寝不足気味ですが、お酒が減ったせいで体調は良好です。

前回バンコンにフォーカスして検討する事としましたが、今回はベース車両の検討をしようと思います。

ベース車のリサーチ

バンコンと言えばやっぱりハイエースベースが私のイメージです。市販されているバンコンの約1/3がハイエースだそうです。ベース車はハイエースで決め打ちしようと思います。

ハイエースは現在5代目となるH200系が最新バージョンです。まずはハイエースのラインナップをチェックしてみます。ハイエースのラインナップとしては、燃料(ガソリン/ディーゼル)、走行性能(出力/トルク)、駆動(2WD/4WD)、ボディータイプの4項目からのチョイスとなるようです。

まずは燃料の検討をしてみます。

燃料の選択

燃料はガソリンかディーゼルかの燃料選択です。個人的にはディーゼルエンジンを選択したいです。以前、三菱デリカのディーゼル4WDに乗っていました。その後、ホンダオデッセイのガソリン車に乗り換えた経験があります。どちらも重量が重い車でしたが、明らかにディーゼルの方がトルクが強く、運転しやすかった覚えがあります。

【ガソリンエンジン】

ガソリンエンジンの燃料はもちろんガソリンです。一般乗用車はご存知の通りガソリンベースがメジャーです。ガソリンエンジンの仕組みは、ガソリンと空気の混合気を吸入し、その混合気を圧縮、点火プラグで着火燃焼、ガスを排気と言う、吸入→圧縮→燃焼→排気の4工程をエンジンシリンダー内で繰り返すことにより、駆動力を発生させます。

ガソリンエンジンのメリット/デメリットは下記となります。

エンジン音が静か<メリット>

  • 音が静かとは言え、当然無音ではありません。ディーゼルエンジンに比較すると静かと言う事です。これは、ガソリンエンジンが混合気に点火プラグで着火して駆動力の元となる爆発を起こす仕組みによります。ディーゼルエンジンの場合は、着火ではなく、ガソリンよりも燃えやすい軽油の混合気を圧縮のみで爆発させているため、爆発パワーは大きいのですが、大きな音と振動を生み出してしまう事になります。ただ、ガソリンがいくら静かとは言え、坂道などで回転数を上げると結構うるさいです。

◎高回転、高出力<メリット>

  • ガソリンエンジンの吸入→圧縮→燃焼→排気の4工程によるエネルギー生成方式は高速走行時の安定性と伸びのあるパワーが引き出せます。安定的な高速走行にはガソリンエンジンのメリットが出ます。でもキャンピングカーの場合、そもそもびゅんびゅん飛ばすタイプの車ではないため、大きなメリットとは言えないかもしれません。逆に低回転時は低出力の為、坂道を登る際にはストレスを感じるかもしれません。

◎製造コストが安価の為、車両価格が抑えられる<メリット>

  • ガソリンエンジンは歴史が最も古く開発コストがあまりかかりません。また生産数が多く、多くの自動車メーカーで生産ラインが整っています。さらに、構造が比較的単純である事などから車体価格を安く抑える事が出来ます。ハイエースの場合のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの値段差は50万円~60万円程度です。また、ガソリン車は装備が充実したセットが準備されていることも魅力です。トータル価格の安さはガソリン車の一番のメリットかもしれません。

×燃料費が高い<デメリット>

  • ガソリンは単価的に見て軽油よりリッター20円ほど高い設定となっています。原材料費の違いよりも税金の違いが大きい様です。ガソリン価格は現在非常に上昇していますので、ガソリンエンジンの燃料費はかなり大きなデメリットとなります。

×燃費が悪い <デメリット>

  • ガソリン車は基本的に燃費が悪いです。ハイエースの場合、ディーゼル車に比較して2割程度燃費が劣ります。ガソリンエンジンの車両価格が安いのと、ディーゼルエンジンの燃料費・燃費の安さを長期乗車のファクターを含めて検討、選択する必要が有ります。

【ディーゼルエンジン】

ディーゼルエンジンの燃料は軽油です。バスやトラックなどの重い車両を動かすエンジンの場合は低回転時のハイトルクを生み出せるディーゼルエンジンが主流となっています。

ディーゼルエンジンはCO2排出の面から環境に良くないイメージが有りますが、近年はクリーンディーゼルの技術が進み、ガソリン車よりも2割程度CO2排出量を抑える事が出来る様になりました。ヨーロッパなどではガソリンよりも環境に優しいと言うイメージも固まりつつあります。

ディーゼルエンジンは、圧縮して高温状態になった空気に霧状の軽油を噴射する事により自然発火させる仕組みです。点火プラグで着火して爆発するエネルギーを利用するガソリンエンジンに比較して、自然発火により爆発するエネルギーを利用するディーゼルエンジンの方がより大きなパワーを生み出す事が出来ます。

ディーゼルエンジンのメリット/デメリットは下記となります。基本的にはガソリンエンジンのメリットがディーゼルエンジンではデメリット、デメリットがメリットと言う形です。

×エンジン音がうるさい <デメリット>

  • ディーゼルエンジンは混合気の圧縮による自然爆発の仕組みの為、ガソリンエンジンに比較すると音が大きいです。暖機運転は気が引けそうです。

◎低回転の高トルク <メリット>

  • ディーゼルエンジンの圧縮による自然爆発の仕組みは非常に大きなエネルギーを発生する事が出来る為、少ない回転数で強力な力を生み出す事が出来ます。そのため、重量が重く、スピードをあまり出す必要が無いキャンピングカーの場合はディーゼルエンジンの方が向いています。坂道を登る際のストレスは少なそうです。

×製造コストが高い為、車両価格が割高 <デメリット>

  • ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比較して、構造が複雑である事から製造コストが高く、車体価格も割高になります。ただし、ディーゼルエンジンの構造上、耐用年数はガソリンエンジンに比較して長い傾向が有ります。

◎燃料費が安い <メリット>

  • 燃料価格が高騰している現在、燃料費は重要な指標です。ガソリンに比較して20円程度安い軽油はランニングコスト面で優位です。

◎燃費が良い <メリット>

  • 燃料変換効率の良い軽油は燃費面で優位です。ガソリン車は基本的に燃費が悪いです。ハイエースの場合、ディーゼル車に比較して2割程度燃費が劣ります。

まとめ

今回はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特徴をまとめてみました。次回は双方の特徴から、エンジン選定の検討を行いたいと思います。

ガソリンとディーゼル、どちらも良い面、悪い面がありますが、音、性能、初期費用、維持費用、使用想定年数と言ったパラメーターで選定する形になりそうです。

次回もご観覧下さい。

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