キャンピングカー検討雑記19 ~実車検討編~

キャンピングカー

前回さいたまキャンピングカー商談会に参加し、キャプコンの魅力に家族そろって魅せられてしまいました。ただ、もともとキャプコンのいかにもキャンピングカー!!と言う風体に苦手感があったのと、通勤や買い物にも使える普段使いに魅力を感じていたので、バンコンを優先検討してきたのですよね。この雑記もバンコンを前提として既に18回も記事を書いており、最初に記事を書き始めてから半年近く経っています。

でも実際のキャンピングカーを目の前で見て比べてしまうと、机上検討ではわからなかった事が見えてくると共に、実際の迫力に影響をうけてしまうものですね。今までバンコンをいろいろ検討してきましたが、実物にキャンピングカーを見て大きくキャプコンに傾きかけた想いを確認する意味も込めて、もう一度改めてバンコンとキャプコンを比較してみる事にします。

車両の大きさ

バンコンに比べてキャプコンはでかいと言う固定観念があったのですが、改めて大きさの面で車両の比較を行ってみます。

バンコンは今まで色々調査してきた中で一番お気に入りとなっていたハイエーススーパーロングワイドハイルーフを対象とします。この車両はバンコンの中で一番大きい車体に分類されると思います。それに対してキャプコンは東和モータースのトヨタカムロードをベースとしたWOHN9 DCを対象とします。WOHN9 DCはキャプコンの中でも小型タイプとなります。

  • バンコン(ハイエーススーパーロングワイドハイルーフ)
    • 全体寸法:5,380×1,880×2,285mm、面積:10m2、体積:23m3
  • キャプコン(WOHN9)
    • 全体寸法:4,990×2,100×2,860mm、面積:10m2、体積:30m3

底面積はバンコンが若干縦長な長方形ですが、どちらも10m2でほとんど変わりません。でも体積はキャプコンの方がバンコンより1.3倍大きくなっています。これはキャプコンの背の高さがバンコンより1.3倍高いが、大きさはあまり変わらないという事です。この背の高さの違いが、キャプコンの圧倒的なキャビンの広さ感をもたらしているようです。

また、お店の一般的な駐車場である2.5mx5mのスペースに駐車する事を考えて、長さと幅を検討してみます。

長さに関してはハイエーススーパーロングのバンコンに対してWOHN9のキャプコンの方が39cm短くなっています。バンコンは一般的な駐車スペースに対して前後方向で38cmはみ出てしまいますが、WOHN9のキャプコンはちょうど収まる長さになっています。

ただし、車幅はハイエースワイドのバンコンに対してWOHN9のキャプコンは22cm大きくなっています。2.5m幅の駐車スペースに2.1m幅のキャプコンが停まると、駐車場の真ん中に停めても左右で20cmずつしかマージンを取ることが出来ませんので、左右に車が停まっている状態のスペースに駐車してしまうと、左右の車に迷惑かもしれません。ですので端っこの方の空いている駐車スペースを探して停める必要があります。バンコンの188cmであれば、駐車スペースの真ん中に停めれば、左右マージンが31cmです。これでも車と車の間に突っ込んで駐車するのはちょっと気が引けますね。

この様に考えると、お店の駐車場に止めるにはバンコンもキャプコンも気を使う事にはなりそうです。ただし、キャプコンだからバンコンよりかなり大きくて、駐車場に困ると言う様な事はなさそうです。

下記イメージは標準的な乗用車サイズとしてプリウスが止まっているイメージを想定して描いてみました。

車両の高さ

高さに関してはハイルーフのバンコンが2.28m、WOHN9キャプコンが2.86mで、キャプコンの方がバンコンより約60cm高くなっています。この高さの差は大きいです。

WOHN9のベース車両のトヨタカムロードはダイナのキャンピングカー専用特装車の位置付けで、基本的にはトラック用の車両です。町中でよく見るクール宅急便などに利用されているカーゴタイプのトラックと同じようなサイズ感と考えれば良いかもしれません。2.86mの高さは結構高いです。当然立体駐車場には入りませんし、常に高さ方向の注意を払う必要があります。キャプコンとバンコンの差異60cmはかなり見た目の印象を変えますが、バンコンもスーパーハイルーフになると2.28mなので一般的な2m以下の立体駐車場は停めるのは厳しそうです。

まとめ

このように考えると、ボディサイズ的に高さ面はかなりの違いがありますが、駐車場に停めると言う機能面ではどちらも同じような制限を受けますので、大きな違いは無いと言えるかもしれません。

今回ハイエーススーパーロングハイルーフのバンコンと小型キャプコンのWOHN9の車体大きさの比較を行ってみました。結論としては高さは確かにキャプコンの方がバンコンより背が高いのですが、面積的な大きさに関しては極端な違いが無い事が分かりました。

そうなると、キャプコンの居住性を重視した造り故のいかにもキャンピングカーと言うキャプコンの外観を受け入れる事が出来るかどうかの判断なのかなと言う感じがしてきました。

私の常識の部分ではなかなか外観の派手なキャプコンで通勤や買い物に行くのは無理があります。やっぱりキャプコンの場合はセカンドカーと考えるのが無難でしょう。幸い我が家には現在自動車が3台ありますので、キャプコンを考える為には2台を普段使いの普通乗用車、3台目を趣味の為のキャプコンとする考え方が許されるのかと言う感じです。

我が家のゆとり費がこの様な形態を許してくれるのかを慎重に考える必要があります。無駄使いと考えるか、夢の実現の為の費用と考えるか、難しいところです。

次回は乗車定員、就寝パターン、トイレルーム等の居住性の面でキャプコンとバンコンの比較を行ってみます。