8月下旬に妙義神社へ行ってきました。妙義神社は赤城山、榛名山と共に上毛三山として数えられる妙義山の麓にあります。妙義山は赤城山、榛名山と違い、奇形で有名な山です。奇岩がいたるところにあり、日本屈指の山岳美と称えられています。そのため、妙義山信仰が古くからあり、歴代の徳川将軍家にも深く信仰されたそうです。その山岳信仰の中心となっているのが妙義神社です。
妙義神社は165段の石段の上の神域に鎮座し、古くからのパワースポットとして有名です。
訪問のきっかけ
8月下旬のまだ残暑が厳しい折に妻と妙義神社に行こうと言う事になりました。妙義神社は何度も訪問しているのですが、ここ数年は訪問しておらず、久しぶりの訪問になります。
群馬県民にとっての超メジャーな上毛かるたでは、「紅葉に映える妙義山」と謳われており、旬は紅葉の季節と思っているのですが、今回は残暑の時期に訪問しました。
ロケーション
妙義神社は群馬県富岡市の松井田妙義インターチェンジから西南方向に3km程度行ったところにあり、足の便が非常に良いところです。松井田妙義インターチェンジから車で10分程度ですので、東京方面からも十分日帰りで行ける距離です。周辺には巨大大黒天様で有名な中之嶽神社、舌切り雀のお宿で有名な磯部温泉などの観光地があります。
自動車で行く場合は、関越自動車道を新潟方面へ進み、藤岡インターチェンジから長野方面へ進み、上信越自動車道へ入ります。その後松井田妙義インターチェンジでおります。料金所を出たら、最初の信号を磯部、妙義方面へ左折します。
500m程進んだら次の信号を妙義山方面へ右折します。前方に妙義山を見ながら道沿いに進みます。1kmほど進むと右側に妙義神社の鳥居が見えてきます。
鳥居を過ぎると道の駅みょうぎが左側にありますので、ここに駐車します。この道の駅は妙義神社参拝、妙義登山の為の駐車場として開放されています。
先ほど車で通り過ぎた鳥居まで戻り、くぐって参道へ入ります。80m程度坂道を上ると妙義神社の境内に入る階段が見えてきます。
さらに歩くと仁王様が睨みを利かせる総門をくぐります。石段を登って銅鳥居をくぐるといよいよ神域へ続く165段の石段となります。
人域と神域を隔てる165段の石段は結構きついです。手すりもない為、足を滑らしたら下まで転げ落ちそうです。石段を登り終えるとようやく本殿が迎えてくれます。日光東照宮を思わせる豪華な彫刻が見事です。それほど大きくはありませんが、天空に鎮座する神の御殿として神々しさとパワーを感じさせてくれます。
本殿右手側の赤い北門を出ると妙義山への登山道が見えてきます。毎年、事故がおこる危険な登山道なので入り口には登山届を届ける箱が置いてあります。
帰りは本殿脇を流れている渓流沿いのルートで下山しました。ちなみに、165段の石段は男坂と呼ばれ、こちらのルートは女坂と呼ばれているそうです。
女坂を下ると男坂の石段入り口に出ます。さらに総門まで下ると札所があります。札所で御朱印を頂きました。女性の方がその場で書いてくださったのですが、整った達筆です。
また、掲示板を見ていたら、世界で初めて神社名のついた14449 Myogizinzyaと言う小惑星が出来たそうです。
妙義神社の境内案内図と妙義山歩道図です。
妙義神社の基本情報
- 名称:妙義神社
- 住所:群馬県富岡市妙義町妙義6番地
- 電話番号:0274-73-2119
- 見学:9:00~17:00 無休
- 見学無料(宝物殿は有料)
- 駐車場あり
- 創建:537年
- 祭神:日本武尊、豊受大伸、菅原道真公、権大納言長親卿
まとめ
妙義神社は急峻な石段を上り詰めた頂上にある天空の神社です。
創建から1500年を誇り、江戸時代には江戸城からみて北西方向にあることから方位守りとして徳川将軍家からも崇拝を受けていたそうです。断崖絶壁の山肌により日本三大奇勝の一つと謳われる妙義山の強いパワーを受け、より一層の威厳を感じさせてくれます。
皆さんもパワーをもらいに妙義神社に訪問してみては如何ですか?