中之嶽神社(なかのたけじんじゃ)は妙義山麓にある1,000年を超える歴史がある山深い神社です。しかし、ただの山奥の神社ではなく、黄金の日本一の巨大だいこく様や、急峻な石段を上り詰めた先にある、巨大なご神体である轟岩の下にある中之嶽神社本殿など、見どころ満載の神社です。自然と人の手の融合による個性的なパワフルパワースポットです。
境内には巨大だいこく様の本殿である甲子大国神社(きのえだいこくじんじゃ)と巨大轟岩をご神体とする中之嶽神社があります。
訪問のきっかけ
8月下旬のまだ残暑が厳しい折に妙義神社へ参拝しに行きました。参拝後まだ時間が有った為、近くの中之嶽神社に行こうと言う事になりました。私は初めてだったのですが、一度来たことがある妻曰く、とにかく巨大な大黒様があるとの事です。
妙義神社で結構な石段を登り、疲れ気味ではあったのですが、巨大大黒像に魅かれて訪問しました。
妙義神社への訪問記事は下記をご覧ください。
ロケーション
中之嶽神社は群馬県富岡市の松井田妙義インターチェンジから西南方向に10km程度行ったところにあります。松井田妙義インターチェンジから車で20分程度ですので、東京方面からも十分日帰りで行ける距離です。途中には1,500年の歴史を持つ妙義神社があり、周辺には舌切り雀のお宿で有名な磯部温泉などの観光地があります。
自動車で行く場合は、関越自動車道を新潟方面へ進み、藤岡インターチェンジから長野方面へ進み、上信越自動車道へ入ります。その後松井田妙義インターチェンジでおります。料金所を出たら、最初の信号を磯部、妙義方面へ左折します。
500m程進んだら次の信号を妙義山方面へ右折します。前方に妙義山を見ながら道沿いを1kmほど進むと右側に妙義神社の鳥居が見えてきます。
道の駅みょうぎを通過すると山道となり、7kmほどくねくね道を進むと右手に中之嶽神社の鳥居が見えてきます。
鳥居を過ぎると左側に県立妙義公園の広い駐車場があります。駐車場からは妙義山の垂直な山肌を望むことができ、パワースポットへの期待がつのります。
参拝
いよいよ中之嶽神社へお参りです。駐車場と神社の間は自動車道が通っているため、鳥居へは自動車道の下をくぐる地下道が整備されています。ちょっと面倒ですが交通安全のために地下道を通りましょう。地下道をぬけると鳥居のたもとに出ます。鳥居をくぐると前方に巨大大黒様が見えてきました。
まずは参拝前に社務所で御朱印のお願いをしてから参拝をします。中之嶽神社は豪華な御朱印がある事でも有名です。今回は甲子大国神社と中之嶽神社の見開きの身体健全の百年印の御朱印をお願いしました。参拝している間に書いて頂きます。
社務所の周りには福神草の鉢が置いてあり、ちょうど花が咲いていました。御土産屋さんの先に大国神社の鳥居があります。
御土産屋さんのちょうど会い向かいに巨大大黒天像が鎮座されています。大黒様は通常小槌を右手に持っているものですが、ここの大黒様は剣を持っています。この剣により、“厄や病、悪性を祓い、福を招く”ご神徳があるそうです。巨大大黒天像は高さ20m、重量8.5トンあり、日本一の大きさだそうです。
甲子大国神社
巨大大黒天様のご本殿、拝殿である甲子大国神社は巨大大黒天像のすぐ先にあります。創建は819年とのことです。ご本殿前には小槌と剣を持った大黒天様が鎮座されています。大国神社には10柱の神様がお祀りされているそうです。
中之嶽神社
甲子大国神社を参拝した後は、中之嶽神社の参拝です。
中之嶽神社の鳥居をくぐると目もくらむ石段がはるか上空へ連なっています。女性の方がハイヒールで登る事はお勧めできません。石段の左右には巨大な樹木が茂っており、厳かな気を高めてくれています。
ようやく石段を登りきると巨大な轟岩をご神体とする中之嶽神社の拝殿に到着です。巨大な自然の巨石をご神体としており、巨石と一体化した拝殿が厳かな雰囲気を際立たせます。
拝殿の左側に行くと妙義山の奥へ続く登山道となっています。ここから先は登山装備を整えて進む必要があります。群馬県民は小学校の遠足で妙義山の石門群へ登る学校が多く、私も鎖をつたいながら登った記憶があります。
石段を下って社務所へ戻ると御朱印が出来上がっていました。カラフルな迫力ある御朱印です。
中之嶽神社の基本情報
- 名称:妙義山 中之嶽神社
- 住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字上小坂1248
- 電話番号:0274-82-5671
- 見学:10:00~16:00 無休
- 見学無料
- 大黒様:高さ20m、重量8.5トン
- 駐車場あり
- 創建:819年
- ご神体:轟岩
- 祭神:甲子大国主命(だいこくさま)
まとめ
中之嶽神社はとんでもなく急峻な石段を上った先に鎮座する自然の巨石をご神体とした荘厳な神社でした。妙義山の奇勝と相まって、強いパワーを感じる神社でした。
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